DIYで船レストア 塗装編

なんでレストアすることになったか

かっちゃん
2020年3月久々に仕事で船乗ろうとしたらハンドルが右には切れるけど、左に切れない…。最初は大したことないと思ったのですが。そうなんです故障して陸あげになったからなのです

冬の間乗っていなかった船ですが。コロナウイルスの関係で仕事もないことから、本当は造船所にかっこいいキャビンを頼んでたんだけど忙しくて2年位かかるそうなので思い切ってDIYでレストアすることにしました。この写真の部分が船外機のエンジン取り付け部ですが。軸の部分したの受けの部分がすり減って下がってしまいまい舵を切れない状態になってしまいました。なんと船外機の部分が通常の位置より1㎝ほど。マウントに埋没してしまている状態。写真からアルミの部分が削られているのがわかるでしょうか…。どおりでハンドルが重いわけだ…。販売店によるみかたで原因はグリス不足とのことですが…。軸受け部分はアルミで軸の上側の軸やその他の部品はステンレス材になっています。今回摩耗しているのは、材質的にも弱いアルミの部分、そういえば学校で「イオン化傾向」という言葉を覚えていますでしょうか?水の中で単金属が金属結合から金属イオンとして出やすい傾向順です。簡単に説明すると金属は水素を基準にすると、それぞれが固有の電位を持っています。この電位の差が大きい金属同士を水にぬらすと電気が発生し弱い金属のほうが激しく電食します。アルミは電食に弱く、ステンレスは電食に強いのでアルミのほうが電食されるのです。ステンレスの流しの上の良く濡れる鉄くぎを置くと電食が進み錆がすぐに出ます。このように濡れる部分に別の素材の金属が使われる場合は絶縁するなど十分注意せねばなりません。この摩耗原因は電食にあると僕は思っています。ちなみにこの性質を利用して電食を防ぐパーツをアノードと言います。船外機では亜鉛が使われます。船外機も各アルミパーツエンジン部分にも多くのアノードが取り付けられており定期的な交換が必要です。船外機を取り外します。私のエンジンはスズキ製のDF300AP。重量は約300kgあります。信頼置ける整備士さんにお願いします。ちなみに修理代は60万近くかかり保険もきかないとのこと。トホホです。ちなみにこのエンジンカウンターローテションが簡単にできるので。右回り左回りをメーカーに頼まなくても変更できます。排気量は4000CCで300馬力ですが3600CCの250馬力のタイプより電子制御とリーンバーンのおかげで燃費が良いのが特徴です。

船体の塗装剥がし

まず船のシールなどをスクレイパーなどを使って剥がします。このシール剥がしが地味で大変です。素材によってめちゃくちゃ剥がれなくて大変なものがあります。JCIの番号や遊漁船のシールなどがそうです。ほんと時間かかりました。スクレイパーを砥石などで鋭利に研ぐと若干剥がしやすくなります。

小型船舶の番号や検査シールは再発行できます。ただし手数料(4000円)がかかります。コイツですこのシールがめちゃくちゃ手強いです。なので新規で張る場合は後々の事を考えて白いステッカーなどの上に2枚重ねに貼るのが良いと思います。

サンディングして凹んでいるところなどは、パテも塗って表面を奇麗にします。私はポリパテを使用しました。

全部きれいにするまで3~4日くらいかかりました

塗装

塗装には上塗り専用ポリウレタン塗料、関西ペイント、レタンホワイトを使用します。2液タイプで硬化剤と混ぜます。この塗料はおススメの塗料です。
上塗塗料の吹い込みを抑制し耐水性・耐薬品性に優れています。表面が滑らかで艶がありキレイに塗れます。硬化剤との割合は5:1です。ローラーで塗る場合は短毛のウレタン君がおすすめで比較的奇麗に塗れます。また何度も重ね塗り出来ます。船の塗らない部分は、マスキングします。マスキングはいろいろな幅のテープを利用してセンス良く仕上げていきましょう。はっきりって塗装よりマスキングのほうが面倒です。面倒ですがしっかり行ってください。広い部分はビニールや新聞紙も使って塗装が付かないように注意してください。白はとてもムラになるため。何度も重ね塗りすることが重要です。この塗料は硬化剤の量が多いので。シンナーで薄める必要はほとんどありますん。ただシンナーはレタン専用の物を使ってください。硬化剤もFRPの物などは使用できませんので絶対に使わないようにしてくださいね。この硬化剤のにおいが甘くていい香りです。何度もクンクンしてしまいます。ド変態ですね。

コンプレッサーとガンで塗装します。刷毛やローラーでも可能です。大きな傷などは刷毛で一度傷の中などを塗ると奇麗になります。何度も何度も根気よく重ね塗りしてください。白は本当になかなか色が付きません。薄塗りで重ねるのがコツです。塗装は全く素人ですが道具の力でキレイに塗れました。マスキングは塗料が固まる前に忘れずに剥がしましょう。後からだとめちゃくちゃ大変な作業になってしまいます。僕は塗装2日目に1週間雨になり作業が中断されマスキングと塗料の境目が硬くなって、めちゃくちゃ剥がしにくくて苦労しましたよ~😢

塗装後はのっぺらぼうですね💦

シール

船名や漁船登録番号などをお手持ちのカッティングシートの機械で作ります。僕のはローランドのカッティングマシンです。この作業は10年以上やっているので手慣れた作業です。サイズ内ならイラストレーターなどのドロー系のソフトで簡単に作れます

船名を張り船底塗料を塗ります。船底塗料はプラドールZのブラックです、シーレジェンドもお勧めですよ。

 

次回はFRP作業編を公開します

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ABOUTこの記事をかいた人

伊豆半島の最南端、中木、ヒリゾ浜渡し船『殿羽根丸』の船長で漁師です『中木へ行こうよ!』で海況や観光情報を発信してます。